仕事の進め方と独自のメソッド

Beryle(ベリル)では、独自のWebマーケティングノウハウと、SEO対策メソッドを用いて、Webサイトの診断やSEO対策のコンサルティングを進めていきます。
これまで、自社からクライアントのものまで、多種多様な形でWebサイトの集客やSEO対策に関わってきましたが、全てのサイトに言えることは、SEO対策だけ実行しても、成果は出ないということです。

そもそもとして、Webサイト自体が集まったアクセスをお問い合わせや申し込みに繋げる力がなければ、どれだけSEO対策でアクセスを集めても意味がありません。
これは、Webマーケティングの世界ではよくある話ですが、まさに穴の空いたバケツに水を注ぎ続けるようなものです。

そのため、Beryleでは、お客様からSEO対策のご相談をいただいたとしても、すぐさまSEO対策を行うわけではありません。
次のような流れを経て、お客様のWebサイト改善・SEO対策を進めていきます。

ビジネスモデル・事業内容の診断

SEO対策のご依頼をいただきましたら、まずはテレビ会議やメッセージチャットを利用し、その事業のビジネスモデルやWebサイトの状況を確認させていただきます。
「なぜSEO対策をするのに、ビジネスモデルの把握が必要なの?」このように思うかもしれませんが、実はこの工程が一番大切なのです。
特に、SEO対策にお金を払うことになりますので、その費用を回収できる状態にあるのか・・・このような点を見させていただきます。

極端な例ですが、とある税理士事務所が「久留米市 税理士」というキーワードで上位表示をさせたいと考えたとします。
もちろん、SEO対策を打ち続ければ、このようなキーワードでの上位表示は可能でしょう。

しかし、上位表示が仮にできたとして、そもそもその税理士事務所が「単発の確定申告業務」しか行なっていないとどうでしょうか。
おそらく、その需要が発生する毎年1月〜2月ごろしかお問い合わせは入ってこないと考えられ、上位表示のためにSEO対策に費用をかけても、その費用は回収できそうにありません。

であれば、まず行うべきは、顧問契約などの定期的な売り上げが見込めるサービスを作り、あとはSEO対策を行うだけの状態にしておくことになります。
それが完了し次第、SEO対策を行い「久留米市 税理士」というキーワードで上位表示を狙っていくのが良いでしょう。

このように、SEO対策はあくまでも売上を作る手段でしかないため、まずはビジネスモデルとして売上が見込める状態になっているかを確認させていただきます。
そこが完了し次第、WebマーケティングやSEO戦略の設計の工程へ進むことが可能です。

Webマーケティング・SEO戦略の設計

「SEO対策を行い、検索上位表示ができれば売上が立つ」このような状態が作れている場合、具体的なSEOやWebマーケティングの戦略設計を行います。
具体的な流れは次のとおりです。

  1. 御社サービスの機能や強みの理解と整理
  2. 御社サービスのターゲットユーザー(顧客)の理解と整理
  3. 競合調査と差別化・訴求ポイントの整理
  4. Webマーケティング全体におけるSEOの役割の整理
  5. カスタマージャーニーマップの作成(すでにあればこの工程は省略)
  6. SEOキーワード選定、対策キーワードの優先順位決め
  7. 対策キーワード上位表示のために不足している要素の抽出、リスト化
  8. SEO対策を中心としたWebマーケティングの戦略・方向性の策定

SEO対策と言うと、キーワードを決めたらとにかくサイトに文章を注ぎ足し、裏技のような方法で上位表示を狙う魔法のように思われがちです。
しかし、実情は全く異なります。

まずは御社サービスの強みから、具体的に誰を対象にどこで検索上位を狙っていくべきなのか、その戦略を描きます。
その上で、できれば競合の少ない領域を土俵に上位表示を狙っていきます。

もちろん、「どう考えてもこのキーワードしかダメだ」というケースもありますが、そのような場合はそのキーワードで上位表示を狙うための戦略設計を行います。

ホームページのコンテンツ・成約率の改善

このページの前半でもお伝えしたように、SEO対策で狙ったキーワードの上位表示が完了しても、肝心のホームページが魅力的でなければ、お問い合わせや予約に繋げられません。
そのため、SEOやWebマーケティング戦略が決まったら、具体的にターゲットとしているお客様がお問い合わせや予約をしたくなるようなホームページになるよう、改善をしていきます。

具体的なチェック項目は次のとおりです。

  • お客様が欲しい情報とホームページ内で最初に目に映る文章にギャップがないか
  • サイトの設計は分かりやすく整理され、目的のページに迷いなくたどり着けるか
  • 予約やお問い合わせをしたい場合、そのページへ気が散ることなく到達できるか
  • お客様がお問い合わせや予約をする上で必要な情報がサイト内に網羅されているか
  • お問い合わせをしなくても、サービスに関する全ての情報が手に入るか
  • 商品やサービスの魅力がきちんと伝わる訴求・文章か
  • 曖昧な表現や抽象的な言葉が使われていないか
  • お客様に伝わる文章で情報が記載されているか
  • SEO対策を行う上で最低限必要な土台は整っているか

上記は、ホームページを改善していくにあたり最低限チェックする項目です。
対象顧客(BtoB・BtoC)や商材特性(無形・有形や単発・継続、低価格・高額)に応じて、より細かなポイントも見ていきます。

どれもホームページやWebサイトからサービスの購入に結びつけるために必要な項目です。
基本的には、上記全ての解決が先決ですが、後述する具体的なSEO施策と並行して実施することもあります。

SEO対策によるターゲットキーワードの検索上位表示

SEO対策を進める場合、1つ前の「コンテンツの改善」も施策のうちのひとつになります。
そのため、厳密にはこの工程ではすでにSEO対策の成果が出始めていることもあります。

ここからが私のコンサルタントとしての真骨頂となります。
まず、SEO対策には3つの種類がありますので、その3つをご紹介します。

  1. テクニカルSEO
    SEOは一般的に、「検索エンジンを利用するユーザーのために良いもの提供しよう!」という思想のもと行われることが多いです。しかし、まずSEO対策で行うべきことは、「検索エンジンへの技術的な対策」になります。検索エンジンがホームページを見つけられるように記述を見直し、正しくページ内容を読み取ってもらえるようマイナス要因を潰し、Googleデータベースに登録されるよう調整していきます。これが出来ていなければ、どれだけ良いコンテンツを作っても意味がありません。Beryleでは必ずテクニカルSEOの施策立案から進めていきます。
  2. 外部対策
    テクニカルSEOの問題が解消され始めたら、外部施策に着手します。いわゆる被リンクやサイテーションの獲得がメインです。これも私独自のやり方ですが、コンテンツよりもまず外部施策を行うのは、外部施策の方が時間がかかるからです。ただ外部施策により自然な形で被リンクが集まれば、コンテンツや内部対策はしなくても十分に上位表示できることもあります。非常にインパクトの大きな分野です。(※被リンク施策を行う場合、被リンクを有料で購入してはいけません。私が支援する場合は、自然で関連性のある被リンクが集まるような施策をご提案します)
  3. 内部対策・コンテンツSEO
    最後に内部対策を実行していきます。具体的にはターゲットとするキーワードにおける、競合サイトとの差分を明らかにし、その差分を埋めていきます。その際、ターゲットキーワードが「ビッグキーワード」「ミドルキーワード」「スモールキーワード」どれなのかによって、戦略・対策内容は天と地ほど違います。狙っているキーワードで上位を取り切るための具体的な施策を行います。

SEO対策を進めていく際、まずは上記3種類に分けて施策を実行します。
ご依頼いただくWebサイトの規模やターゲット、狙うキーワードによって、実行内容は変わってきますが、どれも1ヶ月〜3ヶ月で目に見える成果が出始めることが多いです。

サイトの形態と施策内容、効果が出るまでの期間は次のとおり。

サイトの形態ページ数メインの
施策内容
効果が出るまで
※目安です
ECサイト数千ページ〜テクニカルSEO
内部対策
1〜3ヶ月程度
コーポレートサイト
サービスサイト
〜100ページ内部対策
コンテンツSEO
外部施策
1ヶ月程度
ブログ・
記事メディア
〜1000ページ内部対策
コンテンツSEO
外部施策
1〜3ヶ月程度
ディレクトリサイト・
データベース型サイト
1万〜10万ページテクニカルSEO
内部対策
1〜3ヶ月程度
店舗サイト〜20ページ内部対策
コンテンツSEO
外部施策
1ヶ月程度

やるべきことはサイトの形態によって異なりますが、目的はどれも狙ったキーワードで上位表示し、売上アップをすることです。
とにかく上位表示にこだわって各種施策のご提案や推進を支援させていただきます。

※基本的にはホームページへのSEO対策の”作業”はお客様に行っていただいております。制作会社などにホームページの管理を委託している場合、制作会社への依頼書作成や、御社の一員として打ち合わせに参加し、直接制作会社へ指示を行うことも可能です。

運用と改善の繰り返し

SEO対策では、一度何か施策を実行して終わりではありません。
例えば、「タイトルにキーワードを追加する」という施策を行なったとしても、検索順位が10位から7位までしか上がらないこともあるかもしれません。
そのような場合、「関連キーワードである『○◯』をディスクリプションに加えたら、順位が上がるかもしれない」と、次の仮説を立てます。

SEO対策では、このような仮説検証を繰り返しながら、最終的に検索上位表示を狙っていきます。
SEOを行う場合、一種の諦めの悪さも必要になりますが、このような面倒くさい運用こそが、上位を取り切る上で大切だったります。

SEOという施策の性質上、絶対に上位を獲得できるとは断言できませんが、根気強く検索上位を狙って支援をさせていただきます。